2012.05.23 光沢塗装テスト
種別: 鉄道模型::私鉄
Nゲージ車体の表面保護(クリアー)は通常半光沢でよいのですが、私の場合、京急と阪急の2社だけは光沢仕上げとしています。
光沢仕上げにおいて美しい光沢を実現するためには、クリアー層をコンパウンド等で磨いて表面を平滑にするのが一般的ですが、細かなディテールの多いNゲージ車両の場合、それが難しい場合が多いです。そこで、クリアー塗料にリターダを多めに混ぜて光沢感を出すようにしています。
昨年製作したKQ650形では、塗装済み車体に対して光沢クリアー+リターダによるオーバーコートを行いましたが、今回はエコノミーキットでそれを行うとどうなるか試してみました。車体には京急(旧)1000形を使用、塗装は阪急風とし、光沢仕上げの対象となる2社を混ぜ込んでいます
以下、写真です。
▽ 斜めから。秋葉のGMには中間車のバルクしか在庫がなかったため、先頭車の製作は行っていません。
使用塗料は、車体は普通の阪急色、屋根・床下は650と同様です。前述の通り、光沢クリア+リターダによる表面保護を行っています。屋根の向きが逆なのはミスです。
……要するにネタ塗装がやりたかっただけです。
2012.03.24 初ガレキに挑戦?
種別: フィギュア::キット組立
先月のワンフェスにて購入後、組み立てていたガレージキットが完成目前になったのでアップしてみます。
頒布されていたディーラー名: H2-Projec堂 さま / 原型師: まくら!! さま
<変更点>
- 胸を小型化し、関係個所調整。シルエットが変わるのでお腹~腰も少しだけ削ってます
<塗料レシピ>
※凡例 F# …… FARBE、Mr. …… Mr.カラー、G …… ガイアカラー、TE_ …… タミヤエナメル
- 肌: ガイアカラーミディアムサフレスオレンジ + 同ピンク (WF2012w新製品/無品番) ※サフレス
- 髪: [ベース] F#003 + Mr.2 + Mr.1 / [シャドー] F#003 + Mr.2 + Mr.66
- カチューシャ/くつした: [シャドー] Mr.2 / [ベース] Mr.71
- ネコミミ: 思案中
- 睫毛/黒眼/他: TE_XF-1
- 白目: Mr.GX1
- 白目シャドー: Mr.338
- 瞳: アクリルガッシュ各色
- ほほ: [ハズカシ線] TE_XF-7 + TE_X-8 + TE_X-17 / [チーク] タミヤウェザリングマスターH ペールオレンジ
- 口: TE_XF-7 + TE_X17 + TE_XF-15 (グラデ)
- リボン: F#016 + F#001(微量) / シャドー同色
- ブラウス: [ベース] G001 / [シャドー] G001 + Mr.307
- カーディガン: [シャドー] Mr.58 + Mr.59 / [ベース] G223 + Mr.58 / [ハイライト] G001 + ベース
- スカート: [ベース] Mr.307 + Mr.80 / [シャドー] ベース + Mr.337 + Mr.80
- ぱんつ: [ベース] Mr.1 + パール / [シャドー] Mr.1 + Mr.CR2
- 髪コート: Mr.GX100 + Mr.189 + G_GP-03(微量)
- 瞳コート: Mr.H-30 (まだ塗ってません)
- 肌コート: Mr.182 + Mr.CR2/3(微調整箇所のみ) + パール
- その他コート: Mr.182
あとはネコミミ塗って付けたら完成です。
それではまた次回。
2012.01.17 683系「サンダーバード」波動用R編成をつくる
種別: 鉄道模型::JRW
JR西日本683系電車は大きく分けて「サンダーバード」用0番代(基本6両、付属3両)と「しらさぎ」用2000番代(基本5両、付属3両)が存在します(近年では「ヨンダーバード」も登場しましたね)。 2000番代車は「しらさぎ」用として設計されましたが、「サンダーバード」波動用として製造された付属編成が3両編成4本存在します。
この「サンダーバード」波動用編成(サワR編成)は、他の「サンダーバード」付属編成(キトV編成)とは車種構成、さらには扉の位置までもが異なるため、自由席車(付属編成では7号車)を含む7~9号車 としての運用は避け、おもに指定席10~12号車として運用されています。
R編成と「しらさぎ」付属S編成との差異としては、編成の向きが逆であること、帯の色が異なること、ロゴマークが異なることなどが挙げられ、模型的にはKATO製683系2000番代「しらさぎ」 増結セットの塗り替えのみで再現することが可能です。
今回は、上記製品を用いて塗り替えのみのお手軽改造でサワR編成を作ってみました。
<作業手順>
- 元の帯をMr.カラーウスメ液+綿棒で拭き取る
- アイボリーが若干薄れたり帯色が若干残っている所があるので、帯を拭き取った部分を中心にアイボリーを吹き付け
- しらさぎロゴの塗膜による凹凸をペーパーで軽く落とす
- ロゴを削った付近を中心にグレーを吹き付け
- 窓下に青帯を吹き付け(窓との間隔: 0.4 mm、帯の太さ: 0.55 mm、前端部にはアールを付ける)
- サンダーバードロゴの下地ベージュを吹き付け(楕円形)
- ロゴデカール貼り付け
- 表面保護
<塗料レシピ>
- アイボリー:G223 + GM4 + G031 + 色ノ源各種
- グレー:F#017 + G1007 + G031 + 色ノ源各種
- 青:Mr.80 + Mr.65 + Mr.67 + G031 + 色ノ源各種
- ベージュ:Mr.44 + F#005 + Mr.22
- 適宜、Mr.30フラットベース添加のこと
- 表面保護:Mr.C181
- マスキングシートはクラフトロボCC330にてカット。デカールはマイクロドライプリンタMD5500で印刷。使用したインクリボンは特色ホワイト、特色ブルー、メタリックカラーゴールド
丁寧に作業すれば、特段難しい箇所はありません。
▽ 大阪寄り先頭車、クハ682-2700。ドアが前位にあるのが特徴です。
▽ 中間車、サハ683-2400。V編成の中間車とは異なり、ドアが2箇所あるのが特徴です。
▽ 富山寄り先頭車、クモハ683-3500。V編成ではクハなのですが、R編成ではクモハになっています。そのため屋上通風器が目立ちますね
KATO製683系のほか、最近再生産された681系などと連結して様々な組み合わせで楽しむことができます。(ヨンダーも欲しいところですね
それではまた次回。
2011.09.29 使用塗料メモ
種別: 鉄道模型::私鉄
KQ650の工作についてはいずれまとまった記事を書く予定ですが、その前に使用塗料メモだけでも掲載しておきます。
- 車体塗り残し補完: GM10黒, GM21小田急アイボリー
- 車体コート: Mr.GX100スーパークリアーⅢ + リターダ
- 屋根板: Mr.MT02グレートーン2 + Mr.188フラットベースあらめ・ラフ + Mr.189フラットベースなめらか・スムース
- 屋根機器: Mr.MT03グレートーン3 + Mr.189フラットベースなめらか・スムース
- クーラー: Mr.SM04スーパーステンレス
- パンタ: Mr.SM03スーパーアイアン (下地処理必要)
- 避雷器: GM37白3号
- 床下全般: Mr.CK1石垣色
- HB (高速度遮断器): Mr.311グレーFS36622
床下に使用している「石垣色」は、実際に各種グレー塗料のカラーチップと実車の比較を行い、最も良く似ていた塗料ですので、お勧めです。
屋根板・クーラーは製品状態で塗装されていますがこれを落とした後、塗り直しています。屋根板のざらつきやクーラーの金属光沢が表現でき、模型を上から見たときのリアル感が全く変わってきます。屋根板の塗料としてはMr.MT02が製品の色調にドンピシャです。
パンタの色について (2011.07.10)
ではまた次回。
2011.09.01 ライトユニット完成
種別: 鉄道模型::私鉄
というわけで完成しました。
使用部材メモ (消耗品除く)
- エクステンション基板 0.8mm
- ダイオード MA125
- サイドビュー白色LED NSCW008AT (600mcd)
- CRD S-562T
- 1/4W チップ抵抗 560Ω
- 電球色LED LP-3020H196WH
- ポリウレタン銅線
- 造形村透明シリコン
- ホビーキャストNX透明
- ウェーブレジンキャストEXグレー
- キャストナー・リキッド ブラック
これらの部材はヘッドライトの電球色LED化と方向幕点灯化用に分けられます。電球色化だけでもやってみると実感的です。急行灯にはクリアーオレンジを挿しています。写真では濃いオレンジに写ってますが肉眼で見るとこれほど濃くはありません。
導光材と遮光材が製作済みの場合、ライトユニットの改造過程は、
- ライトケース切削加工(方向幕くり抜き等)
- 導光材の嵌め込み、方向幕ステッカー貼り付け
- 急行灯の裏に色挿し
- 方向幕点灯基板作製
- ヘッドライト黄色LEDを電球色化
- これらの基板を接続、ライトケースに取り付け
- 遮光材取り付け
これだけです。