2013.01.11 T武60000系電車をつくる

種別: 鉄道模型::私鉄

あけましておめでとうございます。

今回の模型は、某私鉄にて登場が予告されている60000系電車です。 こちらは昨年某所にて展示する機会があり、作製したものです。

ベースは50000系電車とし、加工は前面のみです。実際には、側面ガラスの大きさ等が異なります。実車が登場していないため、いずれにせよタイプものです。

<材料>

  • ベース:GM製 T武50000系先頭車(浅草方)
  • 前面連結器:Assy
  • 前面盛り:ポリパテ
  • 前面ガラス:インクジェット用透明シート
  • ワイパ:BONA製東急用
  • 光ファイバ:φ0.75 (千石電商)
  • スカートとか小物:プラバン、プラ棒など
  • レタリング:自家製デカール

<手順>

  1. 前面加工
  2. 屋根上換気扇撤去
  3. デカール・前面ガラス作製
  4. 塗装・仕上げ

<塗装レシピ>

  • シルバー:フィニッシャーズ ファインシルバー
  • 青:Mr.65 + Mr.67 + GM16 + G021
  • 緑:Mr.64 + F#007
  • 屋根:GM9
  • 屋根機器:GM14
  • クーラ:Mr.SM04

20130111_1_2

それではまた次回。

2012.12.08 E231系900番台

種別: 鉄道模型::JRE

前回更新から3ヵ月ほど間が開きました。前回以降いくつか模型を製作しましたので、ご紹介いたします。

今回は、E231系900番台(ミツ901編成)です。

<使用部品>

  • ベース車:209系500番台武蔵野他、サハE230-500(6ドア車) いずれもKATO製
  • 床下、クーラー、乗務員扉、パンタ車屋根板のうちパンタ側、パンタ車配管付き妻板:E231系
  • 避雷器:TOMIX製
  • 標記類(6ドア表示、ATS標記、エンド標記、所属標記):くろま屋製
  • 標記類(車番標記、Dコック▼):富士川製
  • 標記類(号車表示、車いす表示、側面JRマーク、前面幕):TOMIX製
  • 標記類(側面幕):GDI製
  • 標記類(前面JRマーク):自家製

<加工手順>

(6ドア車特有)

  1. 500番台をベースとしているため、ラジオアンテナを他車から移植
  2. 車外スピーカ撤去
  3. 側窓をグレー着色エポキシ樹脂にて複製

(パンタ車特有)

  1. 屋根板のパンタ側を切除し、E231系のものを切り継ぎ(常磐線用が入手できれば無加工で取り付けできる)
  2. パンタ加工(避雷器)
  3. パンタ側妻板をE231系のものに交換
  4. ※-901と-902では避雷器と床下のタイプが異なる

(先頭車特有)

  1. 乗務員扉をE231系のものに交換
  2. クハE230の屋根ビードの一部を削り取り

(全車共通)

  1. 床板交換、クーラ交換、塗装仕上など

<塗料レシピ>

  • 車体シルバー:Mr.8+Mr.SM01+フィニッシャーズ ファインシルバー
  • 車体イエロー:F#023
  • 屋根:F#017+Mr.30

▽ 両先頭車。
20121208_1_2

▽ ビードの切れ方が異なるのがわかりますでしょうか。
20121208_2_2

▽ 側面。209-500に近いですが、乗務員扉が角ばっていて、着色されているのがポイント。
20121208_3_2

▽ 6ドア車。類似のものとして唯一製品化されている山手用をベースとし、窓ガラスのグレー化などの加工を施しています。
20121208_4_2

▽ パンタまわり。屋根板のパンタ側と妻板はE231系用のものに交換しています。今回は簡単のため、配管やランボード、パンタ台座の加工は見送りました。
20121208_5_2

ではまた次回。

2012.09.17 KATO製メトロ16000系を1次車に(その2)

種別: 鉄道模型::私鉄

この記事は、「KATO製メトロ16000系を1次車に(その1)」の続きです。

前回は、前面ガラスの原型作製と窓下パーツの改造・塗装までを行いました。今回はその後完成までの手順を記事化することにします。

<手順>

  1. 前面窓ガラスパーツの複製(透明エポキシ樹脂に着色剤を添加、クリアグリーン色として成型 ※1)
  2. 方向幕用導光材の原型作製、複製(透明エポキシ樹脂 ※2)
  3. ライトユニット小加工(新しい導光材が干渉する種別幕周辺の突起を削る)
  4. 方向幕ステッカーの作製
  5. 方向幕ステッカー貼り付け用台座の作製(t0.4透明プラ板)
  6. 方向幕ステッカーを貼り付け
  7. 車号インレタの貼り付け(10両全車両が対象。GM製メトロ10000系用インレタ使用)
  8. 窓下パーツクリアコート(半光沢)
  9. ガラスパーツ、ワイパー(BONA製 P-068)を塗装(ミッチャクロン→G1011)
  10. ワイパー接着
  11. 最終組み立て、完成

※1) ガラスパーツを両先頭車分作製するのは大変なので、複製により2ヶ用意しました。
※2) 導光材を、透明を保ったまま肉付け改造することは難しいので、一旦不透明材料で改造し、その後透明樹脂にて複製しました。

▽ 両先頭車。本工作では先頭部の改造がメインで、中間車は車番変更のみです。
20120917_1_2

▽ 先頭部アップ。導光材を作製したため、元々扉があり導光材が届いてなかった(←前回記事参照)種別幕部分まで光が回っています。エッチングパーツを取り付けたワイパーもなかなか良いですね。
20120917_2_2
20120917_3_2

これで完成、と思ったのですが、側面方向幕を貼り付けるのを忘れていました。後で貼ります……

2012.08.20 あやしいカプラー台座の製作

種別: 鉄道模型

今回は、ボディマウントカプラーの話題です。

TOMIX/マイクロエース/GM製品の多くにはTNカプラー取り付け用のボスが付いています。こういった製品にTNカプラーを取り付ける場合は便利でよいのですが、KATOカプラー(ボディマウント) を付けたい場合もありますよね。しかし、いざ付けるとなると接着材では強度的に不安でメンテナンスにも難があります。

私の場合、これまでは小ネジを使用して取り付けていたのですが、今回、専用の台座を製作してみたのでご紹介します。

やり方としては至って簡単、TNカプラーの台座とKATOカプラーの台座を切り継いで1つにするだけです。写真をご覧になってください。

▽ 原型。
20120820_1

この原型は異種混合素材でできており、そのまま使用することはできません(市販品のカプラーはPOMでできており、接着剤がききにくいのです)。そこでレジン複製により量産し、使用することにします。カプラー本体とは異なり、台座はレジン製でも強度上の問題はないでしょう。

▽ TOMIX製E231系800代に取り付けたところ。過渡カプなのでE259用部品を利用しジャンパケーブルも再現できます。
20120820_2

カーブテストもクリアし、問題なく使えそうです。皆様もお作りになってはいかがでしょうか。

- - - -

▽ [参考画像] ネジ止めですと、このようになります。この例ではトレーラ車ですが、動力車の場合は困難な場合が多そうです。
20120820_3

それでは次回。

2012.07.13 KATO製メトロ16000系を1次車に(その1)

種別: 鉄道模型::私鉄

東京メトロ16000系は1次車と2次車では正面貫通ドアの位置が違う点で見分けがつきます。KATOから発売されている「東京メトロ 千代田線 16000系」は前面貫通ドアが左にオフセットした2次車をプロトタイプとしています(車番は47番編成16107~が印刷済み)。

この記事では、KATO製品の非常扉を中央に移設し、1次車を再現することを考えたいと思います。

<手順>

  1. 前面窓パーツ、窓下パーツを取り外し、塗装を落とす
  2. 窓パーツの貫通ドアやワイパーのモールドを削り落とす
  3. 窓パーツに貫通ドアモールドを新設 (t0.2透明プラ板で)
  4. 窓下パーツの貫通ドアスジを埋める
  5. 貫通ドアスジを彫る
  6. 塗装、レタリング ※今回はここまで
  7. 方向幕パーツ製作、ワイパー取り付け →まだ行っていません

モールド削りにはセラカンナが便利です。またスジ彫りにはBMCタガネが便利です(今回は0.2mm品を使用)。

<塗料レシピ>

  • 窓枠:G022
  • 細帯ホワイト:G021
  • ライトグリーン:Mr.64+G021+Mr.66(微量)
  • グリーン:G013+G021+G035(微量)

インレタにはGM製メトロ10000系用を使用しました。

以下、写真。

▽ 正面。方向幕がまだなので違和感。
20120713_1

▽ 側面。
20120713_2

次回は方向幕用導光材作成報告になりそうです。ではまた。

【追記】 実車写真を撮ってきました。

▽ 2次車(48編成)。
20120713_3

▽ 1次車(43編成)。
20120713_4