2012.01.17 683系「サンダーバード」波動用R編成をつくる
種別: 鉄道模型::JRW
JR西日本683系電車は大きく分けて「サンダーバード」用0番代(基本6両、付属3両)と「しらさぎ」用2000番代(基本5両、付属3両)が存在します(近年では「ヨンダーバード」も登場しましたね)。 2000番代車は「しらさぎ」用として設計されましたが、「サンダーバード」波動用として製造された付属編成が3両編成4本存在します。
この「サンダーバード」波動用編成(サワR編成)は、他の「サンダーバード」付属編成(キトV編成)とは車種構成、さらには扉の位置までもが異なるため、自由席車(付属編成では7号車)を含む7~9号車 としての運用は避け、おもに指定席10~12号車として運用されています。
R編成と「しらさぎ」付属S編成との差異としては、編成の向きが逆であること、帯の色が異なること、ロゴマークが異なることなどが挙げられ、模型的にはKATO製683系2000番代「しらさぎ」 増結セットの塗り替えのみで再現することが可能です。
今回は、上記製品を用いて塗り替えのみのお手軽改造でサワR編成を作ってみました。
<作業手順>
- 元の帯をMr.カラーウスメ液+綿棒で拭き取る
- アイボリーが若干薄れたり帯色が若干残っている所があるので、帯を拭き取った部分を中心にアイボリーを吹き付け
- しらさぎロゴの塗膜による凹凸をペーパーで軽く落とす
- ロゴを削った付近を中心にグレーを吹き付け
- 窓下に青帯を吹き付け(窓との間隔: 0.4 mm、帯の太さ: 0.55 mm、前端部にはアールを付ける)
- サンダーバードロゴの下地ベージュを吹き付け(楕円形)
- ロゴデカール貼り付け
- 表面保護
<塗料レシピ>
- アイボリー:G223 + GM4 + G031 + 色ノ源各種
- グレー:F#017 + G1007 + G031 + 色ノ源各種
- 青:Mr.80 + Mr.65 + Mr.67 + G031 + 色ノ源各種
- ベージュ:Mr.44 + F#005 + Mr.22
- 適宜、Mr.30フラットベース添加のこと
- 表面保護:Mr.C181
- マスキングシートはクラフトロボCC330にてカット。デカールはマイクロドライプリンタMD5500で印刷。使用したインクリボンは特色ホワイト、特色ブルー、メタリックカラーゴールド
丁寧に作業すれば、特段難しい箇所はありません。
▽ 大阪寄り先頭車、クハ682-2700。ドアが前位にあるのが特徴です。
▽ 中間車、サハ683-2400。V編成の中間車とは異なり、ドアが2箇所あるのが特徴です。
▽ 富山寄り先頭車、クモハ683-3500。V編成ではクハなのですが、R編成ではクモハになっています。そのため屋上通風器が目立ちますね
KATO製683系のほか、最近再生産された681系などと連結して様々な組み合わせで楽しむことができます。(ヨンダーも欲しいところですね
それではまた次回。