2011.08.16 GM製集電対応床板に、床下から操作できるライトスイッチを

種別: 鉄道模型::私鉄

GM製集電対応床板には、一応程度にライトのON-OFFスイッチが付いていますが、床上にスイッチがあるため一々車体を外さないと操作できない仕様になっています。(実質意味をなさない機構

そこで、市販のスイッチ(電子部品)を使用し、床下から操作できるライトスイッチを製作したので簡単に触れておきます。

▽ 床面から。
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▽ 裏面から。
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この作業では、ウェイトを切るのが特に骨の折れる作業になります。モーターツールか糸のこ等で切ってください。

今回分解図がないので激しく分かりにくいですね……

2011.05.22 LED双方向発光ユニットを出来るだけ小さなサイズで

種別: 鉄道模型::私鉄

GM製ライトユニットP(京急600用) の方向幕点灯化のため、既製品のユニットにLEDを追設する必要が発生しました。

後付けですから、回路をいかに小さく収めるかがポイントとなります。前進・後退の双方向で点灯するよう、ダイオードでブリッジを組まなければなりませんから、このあたりをどうするかが悩みどころです(片方向のみ点灯なら簡単に小さくできるのですが)。

方法を2つ挙げます。

  1. ブリッジダイオードを使う …… 大きめのものしか見つかりませんので保留
  2. 4素子入りダイオードを使ってブリッジを組む …… 今回はこちらでテストしてみました。使用した素子:パナソニック製 MA6X125 データシート[PDF]

▽ 今回の回路図。分かりにくいですが素子をくぐる配線は点線で書きました。1番ピンと5番ピン、2番ピンと4番ピンをつなぐとブリッジダイオードとして使えることがわかります。LEDはサイドビュー白色LED、抵抗はとりあえず510Ωです。
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▽ 完成回路。十分に使用に耐えるサイズになりました。
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基板には0.8mmピッチのエクステンション基板を使用しています。ダイオードブリッジを構成するために接続するピンの組合せが斜めであるため、ダイオードを斜めに配置しなくてはならず、位置決め・はんだづけがやりづらいです。

▽ 発光状態(前進) 製品状態で埋まっている方向幕(運番・種別・行先)部分は、点灯化にあたりくりぬきました。方向幕用のプリズムはまだ作成していません。ヘッドライトが白く光っているのは遮光ができていないためで、本当なら黄色く光るはずです。ヘッドライトの導光材は方向幕の光の通り道を邪魔するため、新製する必要があるかも?
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▽ 発光状態(後退) 暗くなってしまったのは、おそらくはんだ付け不良です……。方向幕が暗いのでヘッドライトに光が洩れていないのは怪我の功名といったところで……
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今度はちゃんとしたブリッジダイオードを使って組んでみたいですねー。

というわけで、とりあえず小型で双方向点灯する発光ユニットが作れることは分かりました。方向幕だけでなく室内灯にも使えます。

問題は、導光材作成と遮光策考案です。さてどうしよう……

2011.05.06 フォトリフレクタによる列車検出 (TOMIXレールの場合)

種別: 鉄道模型::電子工作

私もやってみました。私の場合は新設区間に設置する用として、フォトリフレクタのみを表面(見える面)に出し、それ以外の素子・導線は裏面に配置してみました。既設区間に設置する場合、表面に全ての素子・導線を露出させなくてはならず、カモフラージュとして踏切板などをかぶせることになるでしょう。

▽ 斜め上から
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▽ 上から
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▽ 裏面の配線はこうなっています。素子は抵抗1個のみです
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▽ 前進での通過前。カメラの特性でしょうかフォトリフレクタの赤外線LEDが光って見えます。可視域外ですので人間には見えません
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▽ 前進で通過中。フォトリフレクタの反応を読み取り画面左の白ランプが点灯しました (実験成功)
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▽ 後退で通過中。フォトリフレクタの反応を読み取り画面左の赤ランプが点灯しました (実験成功)
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▽ 通過後。ランプは消灯しました
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マイコンへの入力に応用出来ますね。ご覧いただきありがとうございました。

補足

  • フォトリフレクタの上面は、レール面より僅かに引っ込む程度にしてみました。
  • 実物の地上子にならい、進行方向により左右の位置(偏り)を変えています。列車進行方向左側のセンサが反応します。
  • レールから赤外線LEDへの給電にはレールと導線のはんだ付けが必要ですが、今回はレール下面にはんだ付けしてみました。
  • 今回はフォトリフレクタ(プルアップ)のコレクタにコンパレータを接続して電圧比較し、その出力をLEDにつなぎ反応をテストしています。
  • 裏面の配線には余っていた燐青銅線を使いましたが、もったいなかっただけで特に意味はありません。

2011.04.06 223系の窓周り銀色化

種別: 鉄道模型::JRW

223系2000番代5次車以降と2500番代3次車は、窓周りの茶色い部分の範囲が1000番代なみに縮小されています。今回、KATO製223系2000番代2次車の窓周りの茶色の上から銀色を塗装し、これを再現してみました。

また窓桟も撤去し、すっきりした下降窓を再現してみました。

▽ 横から
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▽ 斜めから
20110406_2

塗料レシピ:Mr.SM01:SM04 = 1:2

※台車は仮のものです。